PlaxidityXが、車載ソフトウェア開発関係者から見たDevSecOpsの導入状況についてまとめた興味深いレポートを公開 PlaxidityXが、車載ソフトウェア開発関係者から見たDevSecOpsの導入状況についてまとめた興味深いレポートを公開

PlaxidityXが、車載ソフトウェア開発関係者から見たDevSecOpsの導入状況についてまとめた興味深いレポートを公開

イスラエル、テルアビブ、10月8日 – 自動車サイバーセキュリティの世界的リーダーであるPlaxidityXは、車載ソフトウェア開発の関係者にDevSecOpsの導入に関して調査を行い、報告書を発表しました。この調査レポートでは、自動車業界におけるDevSecOps導入の現状を知ることができます。

DevSecOps とは、ソフトウェア開発のライフサイクル全体を通じてセキュリティをシームレスに統合する考え方のことです。開発プロセスの早い段階で脆弱性を特定することで、リスクを軽減し、市場投入までの時間を短縮し、コストを削減できる可能性があることから、DevSecOpsは、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)の複雑なセキュリティ課題に対処するために、自動車メーカーとそのサプライヤーの両方で採用されるようになってきました。

ほとんどの自動車メーカーは、DevSecOpsを実施するために汎用のエンタープライズ向けセキュリティツールを使用していますが、そのうちの83%は自動車専用セキュリティツールも使用しています。このことから、自動車サイバーセキュリティ規制や業界標準で求められる自動車ソフトウェア開発特有の課題に対し、汎用ツールは最適化されていないことを示唆しています。

本レポートは、北米、ヨーロッパ、アジアの自動車OEMおよびTier1・2企業において、自動車ソフトウェア開発、エンジニアリング、セキュリティの管理職についている数百人の専門家を対象に実施した大規模な調査から収集したデータに基づき、詳細な分析を行っています。車載ソフトウェアの開発において企業が直面する障壁や、DevSecOpsを導入することで得られる主なメリットについても述べられています。

このレポートの要点は以下の通りです。

  • 製品セキュリティの複雑さにより、自動車開発チームはの負担は増えています。調査によると、回答者の63%が少なくとも20%の勤務時間をセキュリティ関連作業に費やしています。この問題は、複数のセキュリティツールを使用することでさらに深刻化しており、回答者の55%が7~10個のツールを使い分けています。このような複雑さは、製品のイノベーションを妨げ、開発プロセスを鈍化します。
  • 回答者の大多数(76%)が、自社のセキュリティツールを「あまり効果的でない」と評価しています。また、自社のツールを「非常に効果的」と評価しているのはセキュリティチームの40%に対し、研究開発・エンジニアリングチームではわずか20%しか当てはまりません。この格差は、セキュリティツールを生産性の阻害要因として捉えている開発チームの課題を表しています。development teams, which view security tools as a hindrance to productivity.
  • 自動車OEMでは製品の品質がDevSecOpsの主なメリットであると考え、サプライヤーでは顧客の信頼性の向上が主なメリットであるとしています。回答者のわずか9%がコスト削減と答えており、高品質で安全な製品を提供する上で、サイバーセキュリティが果たす役割に対する理解が成熟していることを示しています。

PlaxidityXの製品・戦略担当VPであるRan Ish-Shalomは、次のように述べています。「本レポートの調査結果は、ほぼすべての企業でDevSecOpsを導入あるいはそれを計画していることから、ソフトウェア・デファインド・ビークルの開発をサポートするためにこの数年間で業界が変革したことを示しています。自動車OEMとそのサプライヤーがソフトウェア開発者に近づくにつれ、コスト削減としてだけではなく、製品品質の向上や顧客の信頼性向上の方法としてサイバーセキュリティの重要性を強く認識するようになっています。」

レポートのダウンロードはこちらから

PlaxidityXについて

PlaxidityX(プラクシディティ エックス)はArgus Cyber Security Ltd.(アルガスサイバーセキュリティ)として創業しており、モビリティ向けサイバーセキュリティのグローバルリーダーです。自動車メーカー、モビリティメーカー向けにDevSecOps、車両セキュリティ、フリートプロテクションのテクノロジーとサービスを提供しています。

PlaxidityXのソリューションは、自動車のコンポーネント、ネットワーク、フリートがそのライフサイクル全体を通じて安全で規制に適合できるよう支援しています。

PlaxidityXのイノベーションとソリューションは、数十年にわたるサイバーセキュリティと自動車に関する研究に基づいており、取得済みと申請中を合わせて70件以上の特許を保有しています。

2014年に設立され、PlaxidityXは本社をイスラエルに構え、米国、ドイツ、フランス、日本、韓国、ポーランド、インドに拠点を展開しています。

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