コンチネンタル、PlaxidityXの侵入検知・防御(IDPS)技術でテレマティクス製品ラインのセキュリティを強化
ドイツ・レーゲンスブルクおよびイスラエル・テルアビブ、2023年6月26日 – コンチネンタルは、PlaxidityXの侵入検知・防御(IDPS)システムを、自社の受賞歴のあるテレマティクス製品ラインに統合することで、セキュリティが強化され、より整合性のとれた製品になったと発表しました。
現代のコネクテッド、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)は、車両の安全性とデータ・プライバシーを脅かすサイバー攻撃に以前にも増してさらされています。特に、テレマティクスデバイスなどの自動車電子制御ユニット(ECU)は、ハッキングやその他のサイバーリスクに対して脆弱性があります。
この脅威に対処するため、コンチネンタルはテレマティクス製品ラインの既存のセキュリティ機能に組み込みのオプションとして侵入検知を追加しました。コンチネンタルは、プラクシディティ エックスの最上級レベルのHost IDPSソフトウェアを使用して、ハッカーがコネクテッド機能を持つテレマティクス・コントロール・ユニット(TCU)を介して車両ネットワークに侵入するのを防ぎます。コンチネンタルのサイバー強化TCUは、すでに多くのOEMに導入されており、今後数年間で数千万台の車両に搭載される見込みです。
コンチネンタルのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、アーキテクチャー&ネットワーク事業部門長であるJean-Francois Tarabbiaは、次のように述べています。「ソフトウェア・デファインド・ビークルが現在の市場を牽引しており、今後の業界の流れとなることが予想されます」「当社のコネクテッド製品とそれを搭載した車両を、増加するサイバー攻撃の波から守るためにサイバーセキュリティは非常に重要です。最先端かつ革新的なテレマティクスおよびコネクティビティ・ソリューションを、OEMのお客様に提供するというビジョンの実現のため、私たちはプラクシディティ エックスを不可欠な一部と考えています」。
PlaxidityX Host IDPSは、車両コンポーネント内への侵入を検知・防御し、サイバーリスクを低減し、最新の規制や標準への準拠をサポートします。この製品の強化されたECU保護機能は既に実績があり、世界中のOEMやサプライヤーから信頼されています。
コンチネンタルは、自動車向けのテレマティクス製品で世界をリードするサプライヤーです。同社の高帯域幅で超低遅延のTCUは、リアルタイムの車両接続のために4.5Gや5Gを含む最新のモバイルネットワーク技術をサポートしています。ハイブリッドセルラーVehicle-to-Everything(V2X)プラットフォームを活用するコンチネンタルのテレマティクス製品は、協調走行及び自律走行をサポートするのに十分な機能が整っています。
プラクシディティ エックスのCEO、Ronen Smolyは以下のように述べています。「コネクテッドカー分野の先進企業の1社であり、25年以上テレマティクスに携わっているコンチネンタルは、新しい製品やサービスに対する付加価値として、自動車に特化したサイバーセキュリティの重要性を理解しています。私たちはコンチネンタルと密接に協力し、製品のライフタイムを通じて、継続的なサイバーセキュリティを実現する効率的で導入が容易なソリューションを求めるOEMの要望に応えていきます。」
コンチネンタルについて
コンチネンタルは、人とモノの持続可能でコネクテッドなモビリティのために、先駆的なテクノロジーとサービスを開発しています。1871年に設立されたこのテクノロジー企業は、車両、機械、交通、輸送のための安全で効率的、インテリジェントかつ手頃なソリューションを提供しています。2022年のコンチネンタルの売上高は394億ユーロで、現在57の国と市場で約20万人の従業員がいます。
PlaxidityXについて
プラクシディティ エックスは、自動車サイバーセキュリティのグローバルリーダーとして、自動車メーカーやサプライヤーに車載およびクラウドベースのサイバーセキュリティ技術を提供し、自動車のコンポーネント、ネットワーク、フリートがそのライフサイクルを通じて安全でコンプライアンスに適合できるようサポートをしています。
プラクシディティ エックスのイノベーションとソリューションは、数十年にわたるサイバーセキュリティと自動車に関する研究に基づいており、取得済みと申請中を合わせて100件以上の特許を所有しています。
2014年に設立され、イスラエルに本社、米国、ドイツ、フランス、日本、韓国にオフィスを構えています。