AVL Software and FunctionsとPlaxidityX、サイバー脅威からセーフティクリティカルな車両システムを保護するための提携を発表

AVL Software and FunctionsとPlaxidityX、サイバー脅威からセーフティクリティカルな車両システムを保護するための提携を発表

この新しいパートナーシップにより、AVLはPlaxidityXのベストクラスの車両保護機能を自社の革新的な高性能Ajunic®ソフトウェア開発スタックに事前統合できるようになりました

ドイツ·レーゲンスブルクおよびイスラエル·テルアビブ、2024年11月12日 — AVL Listのソフトウェアおよびeドライブ開発のコンピテンスセンターであるAVL Software and Functions (AVLソフトウェア&ファンクションズ)と、自動車向けサイバーセキュリティの世界的リーダーであるPlaxidityX(プラクシディティ エックス)は、プラクシディティ エックスの最高性能の侵入検知·防御システム(IDPS)をAVLのAjunic® ECUソリューションに組み込む技術提携を発表しました。

車両がより接続性を持ち、ソフトウェア中心の設計が進むにつれ、命にかかわる危険性や高額なリコールのリスクを回避するため、重要な車両機能や機能安全に影響を与える恐れがあるサイバー攻撃から車両を保護する必要が高まっています。

そのため、自動車メーカーはソフトウェアサプライヤに対し、納品前にサイバーセキュリティをソフトウェア設計に組み込むことを求めています。特に中小規模のOEMは、自動車サイバーセキュリティ規制であるUNECE R155に準拠するための技術力や専門知識を備えていないことが多いのが現状です。

「サイバー攻撃のリスクが増大しており、高い接続性を備えたセーフティクリティカルな当社のECUソリューションを保護する上で、車載保護機能は不可欠です」とAVLソフトウェア&ファンクションズのマネージングディレクター、Georg Schwab 氏は述べています。「プラクシディティ エックスとの提携により、当社のOEMおよびTier1顧客は、セキュリティを心配せずに新しい高性能Ajunic®プラットフォームを利用できます。プラクシディティ エックスの自動車サイバーセキュリティの専門知識と革新的なIDPS製品を活用することで、当社の不可欠なソフトウェア開発スタックの一部として市場をリードする車載保護機能を提供できるようになります。」

Ajunic®は高性能コントローラであり、高度なコンピューティング性能が必要な用途向けにカスタマイズ可能なオープン開発プラットフォームです。このプラットフォームは、自動運転、バッテリーマネジメントシステム、複雑なパワートレインシステム、縦方向ダイナミクスなどの分野でOEMの開発期間短縮を支援し、試作から量産まで適応可能です。プラットフォームには、ADAS/ADの認識、融合および動作制御、グラウンドトゥルースデータの記録および生き物検出が含まれています。

プラクシディティ エックスの車両保護ソリューションには、Host ProtectionEthernet ProtectionおよびCAN Protectionが含まれます。これらの製品は、車両コンポーネントおよびネットワーク内のサイバー脅威をリアルタイムでモニタリングし、その検知·防御をサポートし、OEMがサイバーリスクを低減し、新しい規制および標準へ適合する支援を行います。

エンドカスタマーのアプリケーションに応じて、AVLソフトウェア&ファンクションズは必要なIDPS製品を事前統合したECUを提供します。たとえば、バッテリーマネジメントシステム用のECUにはHost Protectionが必要ですが、統合型集約HPC用のECUにはネットワーク(CANまたはEthernet)側での保護が必要です。

「自動車エンジニアリングサービスにおけるリーダーであり技術革新を推進しているAVLソフトウェア&ファンクションズと提携できることを大変嬉しく思います。この提携は、両社のコアの強みと価値観を活かし、AVLのエンドカスタマーがセキュア·バイ·デザインのソフトウェアシステムを開発することを目的としています」とPlaxidityXのCEO、Ronen Smoly は述べています。「ソフトウェア·ドリブンで自動走行機能が付加された車の普及に伴い、サイバーセキュリティの必要性が増しており、ソフトウェア開発スタック内にセキュリティを統合することは、OEMの進化するニーズに対応する重要な一歩です。」

AVL Software and Functionsについて

レーゲンスブルクに拠点を置くAVL Software and Functions は、自動車業界における未来のモビリティソリューションのための先進テクノロジーの開発企業です。AVL Listの一員であり、環境にやさしく、安全かつインテリジェントなモビリティ社会の実現に向けたコンセプト、ソリューション、方法論を提供しています。

同社はソフトウェア、ハードウェアおよびシステム開発とテストの分野で最先端の方法論と技術のポートフォリオを継続的に拡大しています。コンセプトフェーズから量産まで包括的なアプローチを用い、同社はソフトウェアアーキテクチャ、機能開発およびプラットフォームソリューションを提供しています。また、eパワートレインの部品の開発、テストおよび統合にも注力しています。

詳細はこちらから:www.avl-functions.com

PlaxidityX(プラクシディティ エックス)について

PlaxidityX(プラクシディティ エックス)はArgus Cyber Security Ltd.(アルガスサイバーセキュリティ)として創業しており、モビリティ向けサイバーセキュリティのグローバルリーダーです。自動車メーカー、モビリティメーカー向けにDevSecOps、車両セキュリティ、フリートプロテクションのテクノロジーとサービスを提供しています。

PlaxidityXのソリューションは、自動車のコンポーネント、ネットワーク、フリートがそのライフサイクル全体を通じて安全で規制に適合できるよう支援しています。

PlaxidityXのイノベーションとソリューションは、数十年にわたるサイバーセキュリティと自動車に関する研究に基づいており、取得済みと申請中を合わせて70件以上の特許を保有しています。

2014年に設立され、PlaxidityXは本社をイスラエルに構え、米国、ドイツ、フランス、日本、韓国、ポーランド、インドに拠点を展開しています。

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